水害は、早めに避難することで、被害を最小限に抑えることができます。
太宰府市では浸水想定区域が作成されているのは御笠川で、その水位基準(落合橋)は次のように定められています。
<はん濫注意水位>
はん濫注意水位とは:
避難行動の準備を行う目安となる水位。2.10メートル。
状況:
自治体は、避難準備・高齢者等避難開始の発令を検討する段階。
住民は、はん濫に関する情報に注意が必要です。
<避難判断水位>
避難判断水位とは:
避難行動を行う目安となる水位。2.55メートル。
状況:
自治体は、避難勧告などの発令を検討する段階。
住民は避難を決断する段階です。
<はん濫危険水位>
はん濫危険水位とは:
堤防の決壊など重大な災害発生の恐れがある水位。2.82メートル。
状況:
住民は避難を完了。
<ポイント>
早めの避難
「避難準備・高齢者等避難開始」や「避難勧告」等は、御笠川の水位・雨量状況や以降の気象予測、過去の水害記録等を含めて総合的な判断のうえで発令されます。
気象情報に注意し、いろいろな方法で最新の情報を入手し、早めの避難を心掛けましょう。
◆災害が起こる前の情報入手方法
https://bit.ly/2Wj8bZL (当ホームページ)
*高架道路や鉄道の下のアンダーパスは浸水の危険があるので、車の運転時にはアンダーパスを通ることはできるだけ避けましょう。
*雨が小降りでも、上流の山間部で大雨が降ることで、下流ではん濫することもあります。また、雨がやんでも、上流での降雨によって、すぐに水位が下がり始めるとは限りません。最新の気象情報に注意しましょう。
◆外水はん濫と内水はん濫
外水はん濫とは:
河川の堤防から水が溢れたり、破堤して家屋や田畑が浸水すること。
内水はん濫とは:
堤防から水が溢れなくても、河川へ排水する川や下水道の排水能力の不足などが原因で、降った雨を排水処理できなくて引き起こされる氾濫のこと。
近年は、比較的、堤防の整備が進んだ都市部では、内水氾濫が新たな課題となっています。
外水はん濫が発生する前に内水はん濫が先に発生する場合も多く見られます。そのため、外水はん濫の危険性が高まった段階では、すでに避難することが難しい場合もあります。早めに避難することを心掛けるか、屋内の2階以上の部屋や近隣の頑丈な建物の高層階に避難することが有効です。
*太宰府市ハザードマップで、危険箇所を確認しましょう。
風水害から身を守るためには、まず自分の家の周りに危険がないか確かめることが重要です。
「太宰府市ハザードマップ」には、風水害による「浸水想定区域」が、地図上に示されています。
日頃から、太宰府市ハザードマップを確認しておきましょう。
◆太宰府市ハザードマップ
http://www.city.dazaifu.lg.jp/admin/kurashi/bosai/2/2816.html
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